安田純平氏が語る壮絶な人質生活

安田純平氏が語る壮絶な人質生活 「泣けないからトウガラシよこせと言ってトウガラシを持ってこさせた」

2018/10/29(月)

■ネットに投稿された動画は「ゲームみたいな感じだった」

ーー韓国人のふりをしたのはどういうこと?

安田:周りに囚人がいるので、日本人であることとか、私の実名を言うと、ほかの囚人が聞いて、もし彼らが解放された後に、私の監禁場所を知っているので、
例えば日本側に通報するとか、他の組織に通報したら、彼らにばれちゃうじゃないですか。
だから実名を言うとか、日本人と言うこととかは禁止されていた。あのビデオというのは、そういうルールを守って最後まで撮れれば今日解放するかもよ、みたいな、ゲームみたいな感じなんです。

あそこの施設は中国から出てパキスタンの部隊をやっているので、あそこの施設の中では韓国人と言っていて、その前は中国人と言っていた。そこでは韓国人と言われたから、韓国人と言った。
「ウマル」というのは、拘束中に事情があってイスラム教に改宗しないといけない状況があって、そこで自分でウマルと名乗って、彼らが設定したルールに従ったのと、
泣いているバーションと、泣かないバーションを両方やれと言われて、泣けないから唐辛子よこせと言って、唐辛子を持ってこさせて自分でぬって、鼻水じゅるじゅるにして「たすけてください」と言えと言われたから言った。

うしろでがーがー言っているのは、彼らが飼っているアヒルが後ろでガーガー言っていて。
みんなで石投げてワハハと言って終わったのがあの動画ですね。自分で見ていないんですけど、何かアヒルが鳴いている声が。

ーー子どもの声も聞こえたが?

安田:アヒルの声が鳴いていないのも、撮ったのにわざわざそれを上げているのは、彼らも半分冗談で。

ーー文言は自分で考えた?

安田:いや、言わされた。いつも日付と名前と国籍、国籍イコール韓国人。彼らの求めた通り、韓国人と言った。どうでもいいというか、アップすると思っていなかった。

■「トイレの行き帰りにボコボコ蹴ってきた」24時間身動き一つしてはいけない状況も

ーー暴力は?

安田:殴る蹴るの暴行を受けることはありました。例えば日本側が彼らとの接触を絶ったあとに、彼らが私の家族と連絡をとって、私しか答えられない質問がきて、それに答えたりした。

そのあとに家族は返事してこない。家族は金払えないですから。そうすると、私が何かメッセージ送ったに違いない、みたいな話になって。

たとえば監禁場所は普通の家だったが、部屋の中にトイレないですから、彼らがトイレまで連行するんですけど、その行き帰りに、ボコボコ蹴ってきたりとか。

日本が払えそうだったのに、こいつが何かメッセージ送ったせいで、日本が連絡たったみたいな言いがかりをつけて、ボコボコやってきたんです。

やつらにはわからないようにメッセージ入れていたんですけど。金払うな、無事に帰るよ、放置しろっていうのは、日本側に送った回答のなかにいれていたんですけど。

Google変換してもわからないように、ちょっと変な日本語にしている。日本人しかわからないような書き方にしているんですけど。

「6446」で「無視しろ」とか実際やったんですけど、彼らはそんなことを知らずに、日本側が連絡絶ったのはお前のせいだと言ってボコボコやられたことある。

あと、24時間身動き一つしちゃいけないと、水浴びしちゃいけないを8か月。その間、足を延ばして寝てはいけない。寝る範囲が1.5mだけ。

それが24時間。体のどっかを触って、部屋の幅が1mしかないのに、両サイドが聞き耳たてていて、指を曲げた音がちょっとしただけでダメ。

ーー見せしめの拷問が部屋の前で始まって、すさまじい拷問を聞かされ。

安田:そういう拷問ではないけど、虐待状態というのはずっと続いて。24時間身動きしないとか無理じゃないですか。寝てる間に動いてもダメなんで寝られない。

抜粋

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