ヒンドゥー教は何で牛を神聖視

ヒンドゥー教は何で牛を神聖視するのですか?

普通の牛じゃなくて、インドコブウシというやつです。

肩にコブがあるんですけど、そのコブにシヴァ神が乗る、つまり、コブウシはシヴァ神の乗り物なんですね。

シヴァ神は、ヒマーラヤに妻のパールヴァティーと暮らしてます。

山の頂上は神々の座、とされていますが、これは8000mクラスの山が、日没後、半時間ほどしたら、残照を浴びて黄金色に輝くからなんです。

ヒマーラヤの頂上は、黄金でできており、そこは神々が座る場所なんだ、とインド人は考えたのね。

で、突起のようなコブを持つウシは、シヴァ神の乗り物とされるようになりました。

コブは山の象徴とされたんです。

ですから、同じウシ科の動物であっても、水牛は食っていいんです。ホルスタインも食っていい。

ただし、インドには完全なベジタリアンがいっぱいいるから、肉食する人は少ないんです。

貿易統計を見れば、インドは牛肉の輸出国であることが判ります。この牛肉の中に、コブウシの肉はないと思うよ。

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ヒンドゥー教の神のシヴァ神とカーリー神はどちらの方が強く、どちらの方が凶暴なんでしょうか?

シヴァの前身がルドラ、カーリーの前身はチャームンダーといって元々夫婦でも何でもありませんでした。

おそらくアーリア人とドラヴィダ人のそれぞれの守護神だったのでしょう。

征服側としてのアーリア人はシヴァ・ヴィシュヌといった男神を崇拝しますが、被征服側のドラヴィダ人は農民でしょうから大地母神にどうしてもすがるわけです。

なのでお互いの融和のため名を変えた二神は夫婦とされ共通の敵であるアスラを討伐する神話ができていきました。

シヴァの別名がマハーカーラですから、女性名詞のカーリーというわけです。

有名な図像は分身アスラ・ラクタビージャを倒す際血を飲んで酔っ払ったためであり、決して本意ではありませんし、酔いがさめるまで大地を守るためにシヴァはあえて踏まれているわけです。

これがローリングストーンズのあのベロマークのモトネタですね、夫を踏んだので照れたのだそうです。

私見ですが、ドラヴィダ人から見たら痛快な光景にあたるのかも知れません。

このように両者は別に勝負しているわけではないし、優劣は付けられないでしょう。

尚ドゥルガーが出撃したのは、女神でないと倒せないまじないが敵アスラにかけられていた、という理由があります。

男神がヘタレだからではありません。

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