聖なる」牛の死めぐり400人が暴動、2人死亡

「聖なる」牛の死めぐり400人が暴動、2人死亡

2018/12/06(木)

【AFP=時事】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で3日、神聖とされる牛とみられる動物の死骸が見つかり、群衆が暴徒化する事件があった。
車が燃やされるなどして、警官1人を含む2人が死亡した。

同国では多くの地域で、牛の食肉処理などが禁止されている。

暴動は首都ニューデリーから130キロ離れた村で発生した。

牛が死んでいることに住民数百人が激怒し、駆け付けた警官に投石。

警察は空へ向けて威嚇発砲した。

この暴動で警官1人と地元住民1人が死亡。

2人が死亡した状況は現時点では明らかになっていないが、警察は捜査を開始しており今後、検視も行われる。

同州の警察幹部によると、村の近くで捨てられていた牛とみられる動物の死骸が発見され、ブランドシャール(Bulandshahr)地区でそのうわさが急速に広がった。

警察幹部は報道陣に対し「牛とみられる死骸があり、住民らはこれに激怒した」と説明。

隣接する3つの村の住民約400人が投石や放火を行い、警察は警棒を使用したり威嚇発砲を行ったりして事態の収拾を図ったという。

車十数台に火が付けられたという。

インターネットで公開された映像には、複数の車両が燃え、大勢の人が警官隊に物を投げつける様子が捉えられている。

大多数のヒンズー教徒は牛を神聖視しており、インドでは過去に牛を解体したとされる人々が自警団に殺害される事件もあった。

またインドの多くの州が牛の食肉処理や牛肉の所持すらも禁止しており、中には終身刑を言い渡す州もある。

暴動が起きたウッタルプラデシュ州でも、牛の食肉処理は禁止されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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