人間は子どもを卵の形で生まないのでしょうか

なぜ、人間は子どもを卵の形で生まないのでしょうか?

人間も含めて、なぜ「哺乳類」だけが、「鳥類」や「は虫類」のように卵ではなく、
胎児を産み落とすのでしょうか。

生まれ方の違いは、”生き残る”という目的に対して、何を重視したかの違いがあらわれています。

哺乳類が子供を卵で産まないのは、捕食される危険性を考慮してのことです。

卵で産んでしまうと、孵化するまで卵はそこを離れることができません。

この時に天敵に見つかってしまうと、なすすべなく食べられてしまいます。

このような卵生動物の“弱点”に対して、いろいろな防御策が進化の過程で生み出されました。

たとえば、親が常に卵を守っていたり(大半の鳥類)

あるいは、数多く生むことで全滅する可能性を下げたり(魚類)

そんな中で哺乳類は、卵が孵るまで自分で持っておくことを考え付きました。

これなら、天敵が来ても卵と一緒に逃げることができます。

(魚類の一種にも卵をおなかや口の中で守る種類や、タツノオトシゴのように直接体内に産み付ける種類がいます)

これが発展して、わざわざ卵という独立で生命を維持できるものを作るより、生まれる(孵る)までは常に一緒にいるのだから栄養その他を常に母体から供給すればいいじゃない、という形に変わり結果的に生まれるまでおなかの中で大事に育てる哺乳類という形になりました。

また、その際数多く生むことは不可能になってしまったので、一つの命を自分で活動できるまで育てることで、なるべく捕食される確率を少なくしようという形にもなりました。

哺乳類が一度の出産で産む子供の数が少なめなのはこのせいです。

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元々動物は卵を産むものだったのに、なぜ卵を産まない哺乳類が出現したのですか?

哺乳類は生き物の進化が進んだ結果といえます。

自然界では、子供は死亡率が高いです。卵はもっと高いのです。

卵を産んで育てる場合は、他の生き物に食べられたり、殻が割れてしまったり、温度によって死んでしまったりするリスクが多くあります。

哺乳類の祖先だった爬虫類は、確実に子供を生き延びさせる方法として、まず卵で産んで孵化した後、確実に食べ物を与えられるように、母乳を作り出して与えました。

この形態の哺乳類の現存種はカモノハシなどです。

もっと進化が進み、卵を産み落とすと外敵や気候の変化によって卵が死ぬことが多いので、親のお腹の中で育て孵化した後の状態で外界に出す形態になりました。

生まれた子供はまだ未熟児なので、母親のお腹に袋を作ってその中で大きくなるまで育てるようになりました。

これがカンガルーなどの有袋類です。

もっと進化が進み、自力で歩けるまでお腹の中で子供を大きくしてから産む方法になったのが、有胎盤類(ネズミ、ウシ、ライオン、サル、クジラなど)です。

人間も有胎盤類ですが、人間は場合は特殊で赤ちゃんは自力で行動できませんが、親が確実に育てていけるからなのでしょうね。

これによって、子供の生存率は高くなりました。

しかし、確実に子供を成長させることが可能になった反面、大量出産は出来ませんね。

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