アインシュタイン「神はサイコロを振らない」

アインシュタイン「神はサイコロを振らない」

サイコロをふるというのは、偶然に従う結果を出すという意味です。

実際に振ってみるまで、何の目が出るか分からない。

それまでの物理学では、自然現象は全ての条件を事前に揃えることが出来れば、結果は1つだけに決まるという考え(決定論)が信じられてきました。

過去のある時点での条件がすべてわかれば、未来はただ一つに決定できる。

自然現象の未来は、自然の法則に基づいてただ一つに決まっている。

アインシュタインは、「物理学は、自然現象を決定論として記述できる」と信じていたのです。

しかし量子論(における波動関数の確率解釈)では、確率でしか記述できないことになっており、決定論ではなくなってしまうのです。

それで彼は質問文にある言葉で量子論を批判したのです。

ちなみにアインシュタイン自身は無神論者であり、ここでいう神とはキリスト教的な神様のことではなく、あらゆる自然現象を支配する究極の原理・真理の象徴を指します。

欧米の物理学者はこの「神」をよく例えに使います。

「物理学というのは、神様のやっているチェスを横から眺めて、そこにどんなルールがあるのか、どんな美しい法則があるのかを探していくことだ」とはファインマンの有名な言葉です。

「隠れた変数理論」

この理論は、アインシュタインが量子論を決定論にするために、まだ誰も知らない計算方法が実はあってその計算をすれば量子論の結論を決定論に変換できるはずだ、と主張し、その未知の計算方法を「隠れた変数」と呼んだわけです。

結局そんなものは見つからず、決定論に固執したアインシュタインは想いを果たせませんでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です